幼い生徒さんは指の筋力もありませんし、第1関節・第2関節が反対向きに曲がってしまう方が多いです。
指の先で弾くように指導はしますが、指の力が弱すぎて先で鍵盤を押すことができず、一本の棒のように鍵盤を弾いてしまいます。
あまりしょっちゅう注意すると嫌になってしまうので、ほどほどにしています。
卵をつかんだような理想的な指の形にするには、トレーニングが必要ですが、TVを観ながらでも弾力のあるゴムボールをニギニギしてねと言ったり、鉄棒をするのも効果的です。
でも最近のお子さんは昔より圧倒的に外で遊ぶ機会も運動する機会も減り、平均的に手や指の力は弱くなっているようです。
運動をバリバリやるタイプのお子さんは元からあまりピアノを習っていないですし、ピアノを習い始めてもすぐやめてしまう傾向にあります。

私も子供の頃は、親指の根元の関節が内側にへこんでしまうまむし指でした。
ピアノを弾く人には致命傷なので、親が矯正器具などを使って根気よく治してくれたのを覚えていますが、今では内側にへこまそうと思ってもできないくらい治っています。
よく治してくれたなぁと親に感謝です。
マムシ指のお子さんは1~2人くらいでそんなに多くありませんが、指の関節が反対向きに曲がる子はとても多いので、なんとか私も治してあげたいと魔法のトレーニンググッズを使い始めました。

これをつけるとちゃんと指先が丸くなります!
今は教室のレッスンでのみつけていますが、おうちでもつけるようにすればきっとよくなるはず。